長持ち!省エネ!機能的!LED照明は家計を救う
LEDとは”Light Emitting Diode”の略であり、プラスとマイナスの電流がLEDチップ内で衝突するエネルギーを利用して発光する半導体(発光ダイオード)のことで、この発光システムを照明として活用したのがLED照明です。
LED照明は 白熱灯や蛍光灯のように電球・真空管などの内部にあるフィラメントを介して発光する原理とは異なり、電流を直接光に変化させる原理を持ちます。
そのため、LED照明のメリットとしては消費電力が少ないことが第一にあげられます。
また第二のメリットとしては寿命の長さです。蛍光灯などのフィラメントは細い繊維状であり、これらは劣化によって繊維が容易に切れ点灯しなくなるのに対し、LEDは”切れる”という概念はないので長持ちします。
ですがLEDも材料の劣化と共に徐々に暗くなっていき、70%の暗さになった時点でLEDの寿命とされています。しかし、一般にLEDの寿命は蛍光灯の20-40倍と言われており、購買価格は高くともその節電性と寿命から十分元を取れるのです。
これらの特長から、家の中でLED照明に適した場所としては、長い時間つけっぱなしにしておく廊下のダウンライトや玄関など、また電球の交換の難しい吹き抜けや階段などにはその良さを発揮します。一方LEDは指向性が強く、360℃照らす蛍光灯とは異なるので、広いリビングなどを照らすにはダウンライトなどの併用しないと暗く感じる場所が出るかもしれません。しかし照明器具と部屋の広さに合わせてセレクトすれば、色・明るさなどの調光を細かく調整できるメリットもあります。